ラベル・相互参照・ハイパーリンク
\label で節・数式・図・表に名前を付け、\ref や \pageref で参照します。hyperref を読み込むと、目次と相互参照がクリックできるリンクになります。
EasyLaTeX のコンパイラー設定:LuaLaTeX + ltjsarticle。hyperref を読み込みます。ラベルの追加・移動後はプラットフォームでコンパイルし、必要な処理の完了を待ちます。
対象にラベルを付ける
番号を生成するコマンドの直後、または番号付き環境の内部にラベルを置きます。
\section{実験方法}\label{sec:method}
\begin{table}
\caption{実験パラメーター}\label{tab:parameters}
...
\end{table}
ラベルは文書内で使う識別子で、PDF には表示されません。名前は一意にします。
番号とページを参照する
参照先は第 \ref{sec:method} 節、詳細は表 \ref{tab:parameters}(第 \pageref{tab:parameters} ページ)。
\ref は対象の番号、\pageref はページ番号を出力します。番号は文書順に決まり、節やフロートを移動すると更新されます。
クリックできるリンクを有効にする
プリアンブルで、通常は大半のパッケージの後に hyperref を読み込みます。
\usepackage[colorlinks=true,linkcolor=blue,urlcolor=blue]{hyperref}
色は表示上の設定です。大学や学会のテンプレートで指定がある場合は、その設定に従います。URL には \url、表示文字列を指定するリンクには \href を使います。
\url{https://www.latex-project.org/}
\href{https://www.latex-project.org/}{LaTeX Project}
参照名を自動で付ける
hyperref の \autoref は、ラベルの種類に応じて節や図などの名前を付けます。
参照: \autoref{sec:method} と \autoref{tab:parameters}。
参照名はパッケージと文書クラスによって決まります。日本語表記が必要な場合は \sectionautorefname などを設定するか、「第 \ref 節」のように明示すると制御しやすくなります。
ラベルの位置と命名
\caption の後、数式環境の内部、または見出しコマンドの直後に置きます。
\caption{結果}\label{fig:result}
sec:、fig:、tab:、eq:、lst: などの接頭辞を使うと整理しやすくなります。変更される番号を名前に含めず、内容をコピーしたらラベルの変更も忘れないでください。
よくある問題
参照が ?? になる
EasyLaTeX で文書全体の主ファイルをコンパイルし、完了を待ちます。参照に必要な繰り返しはプラットフォームが処理します。?? が残る場合は綴り・重複・ラベル位置・最初のログエラーを確認します。
別の対象を参照してしまう
フロート内では \caption の後、数式では equation や align の内部に \label を置きます。前のカウンターを参照しないようにしてください。
hyperref がリンクやしおりの警告を出す
見出しには複雑な数式コマンドや展開できない内容を直接入れないようにします。必要なら \section[短い見出し]{数式を含む長い見出し} のような短縮形を指定し、PDF しおり用の文字列には \texorpdfstring{TeX 用}{PDF 用} を使います。
完全な例
\documentclass[a4paper,12pt]{ltjsarticle}
\usepackage{amsmath}
\usepackage[colorlinks=true,linkcolor=blue,urlcolor=blue]{hyperref}
\begin{document}
\tableofcontents
\section{実験方法}\label{sec:method}
この節で方法を説明します。
\begin{equation}
E = mc^2
\label{eq:mass-energy}
\end{equation}
式 \eqref{eq:mass-energy} は第 \pageref{eq:mass-energy} ページ。方法の参照先: \autoref{sec:method}。
\end{document}